筋機能療法とは・・・
筋機能療法の目的
お口の周りの筋肉(舌、口唇および顔面の筋肉など)を強くしてバランスを良くし、正しく機能させるためのプログラムです。
訓練により、正しい舌の動きや正しいお口の周りの筋肉の動きを覚えていって習慣化し、後戻りを防ぎます。
筋機能療法の目的
お口の周りの筋肉が弱くバランスが悪いと、舌で前歯が押され、開咬(前歯が開いている)や上顎前突(いわゆる出っ歯)あるいは反対咬合(受け口)といった不正咬合を引き起こすことがあります。また、このような舌の癖があると、矯正治療が順調に進まなかったり、矯正治療後に後戻りすることがあります。
矯正装置をつけなくとも筋機能療法のみで不正咬合がある程度改善することもありますし、矯正治療が成功するために筋機能療法の併用が必要な場合も多いのです。
また、歯肉や歯を支える骨が弱ったとき舌の癖があると歯並びが崩れたり、逆に舌の癖によって歯肉や歯を支える骨が弱る可能性もあります。
具体的には、普段舌は上顎についていて口唇は楽に閉じ、正しい嚥下、発音ができるようにするのが、筋機能療法の目標です。