治療説明
 
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咬み合せの狂いは、わずか1/100mmで全身に影響が出ることがあります。
肩こり、首の痛み、頭痛、腰痛、手足のしびれ、めまい、耳鳴り、むちうち、顎関節痛、倦怠感といった不快症状があるので、病院へ行くと「異常なし」・・・・ 。こんな場合は、咬み合せの不正が考えられます。最近の研究では、色々な病気と咬み合せとが密接に関係しているという事が判ってきました。全ての原因が、咬み合せの不正が原因とは言えませんが、1つの要因であると考えています。
【こんな方は要注意】
・一本の歯でも抜けたまま放置している。
・治療していない虫歯がある。充填物(詰め物)などが外れたままになっている。
・古い入れ歯を長く使用している。
・虫歯の治療のために多くの充填物(詰め物)・冠(被せ物)が入っている。
・歯並びが悪い、咬み合せが悪い。(乱ぐい歯、出っ歯、受け口など)
・左右どちらかでしか咬めない。
・親知らずが不正な方向に生えてきた。


【正しい咬み合せとは】
歯の咬み合わせは全身の健康に大きな影響を与える重要なものなのです。咬み合わせの異常が原因で頭痛や肩・首のこり、腰痛、顎関節の痛みといった症状が起こるというのは今や広く知られていることです。正しい咬み合わせの条件とは、以下のようなことです。

・上下の歯並びに凸凹がない。
・上下の歯が、歯車のようにきちっと咬み合っている。
・前歯でしっかりと食べ物を噛み切ることができる。
・奥歯で食べ物を細かくすりつぶすことができる。


【咬み合せの異常からくる症状】
・原因のわからない偏頭痛がある。
・原因のわからない肩凝りや腰痛がある。
・あごの関節近くの筋肉が、咬み合わせの時に痛む。
・頭の筋肉が痛いことがある。
・大きく口を開くことができない(縦にした指3本未満)
・あごの動きがぎこちない。
・食事をするとあごが疲れたり、顎の関節がいたくなる。
・朝起きた時に、口が開けにくいことがある。
・口をあけるときにコキンと音がする。
・口を閉じるときにモゾモゾした音がする。

 
これらの症状に心当たりのある方は、咬み合わせの異常が関係している可能性が考えられます。こうした症状は、咬み合わせを改善することによって同時に解消することがあります。

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当医院での咬合治療は、一本一本の微妙な咬み合わせを丁寧に時間をかけ、治療していきます。
咬み合わせの高いところを少し削ったり、低いところは詰め物をしたり被せたりしますが、それだけではなく歯の形の悪いところや歯並びのかげんで外側や内側に飛び出ている歯の尖っている先端を少し削り、頬や舌に当たる不快な刺激を取り除きます。また、合っていない詰め物や金属がある場合は、交換して咬み合せを調整します。


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【咬み合わせの調節】
上か下の咬み合わない歯を削ることで咬み合わせを調節し、きちんとした咬み合わせをつくり、全身のバランスを整えます。

【補綴治療と一緒に】
入れ歯やブリッジ、インプラントなどで失われた歯の機能を補う補綴治療を行う際、同時に咬み合わせを正常な状態に整え、体全体のバランスを整えます。

【スプリント療法】
「顎から変な音がする」「顎が痛い」などのお悩みがある方には、スプリント療法を行います。就寝時にプラスチック製のプレート(マウスピース)を装着することで、歯ぎしりや食いしばりを防ぎ、不快な症状を改善します。


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                     咬合器                                               咬合紙
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【1】問診
現状のお悩みや症状を詳しくお聞きします。

【2】事前検査
レントゲン、口腔内検査をおこない、現状を把握します。

【3】全身検査(保険外診療の場合)
手足の可動関節の動き、全身の筋肉の緊張状態を触診し、身体全体に影響している症
状を把握します。

【4】咬み合せ検査
かみ合わせの状態を検査します。

【5】治療方針のご説明
どのように治療を進めていくかをご説明し、治療期間や費用などをご相談します。

【6】治療開始
一度で治療を完了するのではなく、筋肉の状態を踏まえ、歯を一本一本チェックしながら確実に治療します。
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乳歯と永久歯が生え変わる時期(4歳〜12歳頃まで)に適切な処置を行うことにより、理想的な咬合に誘導する治療法です。通常の矯正治療とは違い、歯を動かすための装置やワイヤーなどを使用せず、歯科用のプラスチック樹脂を積層(歯の上に盛る)しながら、適切な咬合へと誘導していきます。

適切な咬合とは、両方の奥歯で食いしばれて、咀嚼力が養われ顎の成長が促進される状態を指します。乳歯と永久歯が生え変わる時期というのは、非常に大切な時期なので、下記の項目をチェックしいただき、症状がある場合はご相談ください。


・乳歯がすき間なくビッチリと生えている
・だ液の分泌量が少ない
・歯ぎしりをする
・口呼吸をしている
・口臭がする
 (口呼吸やだ液の分泌が少ない場合に多い)
・下の歯が前に出ている (反対咬合)
・歯並びが悪くなりそうだ
 (親の歯並びが悪い場合、遺伝的要素)
・鼻炎などのアレルギー症状がある
 (口呼吸が多大に影響する場合がある)
・食が細い
・食べるのが遅い

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